
文 Sam McBratney | 絵 Anita Jeram |
Print length 24 pages | 出版年月日 1994 |
AD 490L | |
0-5歳 |
『どんなにきみがすきだかあててごらん』
「I love you right up to the moon – AND BACK!(お月さままで……そして、また戻ってくるくらい愛してる!)」
あらすじ
小さな茶色いノウサギは、大きな茶色いノウサギに「ぼくがどんなにきみが好きだかあててごらん」と問いかけます。そして、腕を思いっきり伸ばして「こんなにさ!」と伝えますが、大きな茶色いノウサギはさらに長く腕を広げ、「ぼくはこーんなにだよ」と答えます。
もっと自分の気持ちを伝えたくて、小さな茶色いノウサギは精いっぱい背伸びをし、逆立ちをし、飛び上がりますが、大きな茶色いノウサギの表現にはいつもかないません。やがて夜になり、眠くなった小さな茶色いノウサギは「ぼく、お月様に届くくらいきみが好き」とつぶやいて、目を閉じます。
そんな小さな茶色いノウサギをそっと寝かせた大きな茶色いノウサギは、そばで見守りながら、やさしくつぶやきました。「ぼくはきみのこと、お月様まで行って帰ってくるくらい好きだよ」――。
本書の魅力
眠る前に読みたい名作として定番の一冊となった『Guess How Much I Love You』。小さな茶色いノウサギと大きな茶色いノウサギの心温まるやりとりが、親子にも、兄弟にも、恋人にも、友人にも当てはまるように描かれています。「あなたがどれだけ大切かを伝えたい」という気持ちは、どんな人間関係にも共通するもの。だからこそ、世界中で長く愛され続けているのでしょう。
愛はどれくらい大きいのか、どうやって表現すればいいのか——言葉では伝えきれないほどの愛情を、まるで遊びのように伝えあう二匹のうさぎの姿に、読者も思わず微笑んでしまいます。
📚 レビュー & 読者の声 📚

🌙 「寝る前にぴったりな、心落ち着く絵本」 – Publishers Weekly
「マクブラットニーの温かみのあるユーモラスなストーリーが、ジェラームの優しいアースカラーのイラストによって美しく彩られています。静かで落ち着いた雰囲気が、眠る前に読むのにぴったりな作品です。」

💛 「『Goodnight Moon』と並ぶ名作!」 – Booklist
「この優しくて愛情に満ちたお話は、きっと**『Goodnight Moon』と並ぶ、長く愛される寝かしつけの定番**になるでしょう。」

👨👩👦 「すべての親が共感できる一冊」 – USA Today
「親なら誰もが共感せずにはいられない、親子の愛のかたちを描いた傑作。」

🎨 「愛のやりとりを美しく表現した作品」 – Christian Science Monitor
「シンプルなテキストと繰り返しのリズムが、マーガレット・ワイズ・ブラウンの『Goodnight Moon』や『The Runaway Bunny』を彷彿とさせる。読み聞かせに最適な、優しい語り口の絵本。」
🍼 こんなシーンでおすすめ 🍼
👶 赤ちゃんへの読み聞かせに!
「子どもに愛情を伝えたいときにぴったりの一冊。シンプルで分かりやすい言葉と、親しみやすいイラストが、小さな子どもたちの心にもすっと届く。」
👨👦 お父さんと子どもの絆を描く貴重な一冊
「多くの絵本は母子関係を描いたものが多いけれど、この本は父と子どもの関係とも読める。パパと子どもで一緒に読んで、愛情を伝え合う時間にぴったり。」
🌎 どんな国の親子にも響く普遍的なメッセージ
「この本の魅力は、どの国のどの親子にも共感されること。愛はどんな言葉にも勝る、というメッセージが詰まっている。」
世界で2番目に売れている絵本
実は世界で2番目に売れている絵本
現在、5000万部。1位のはらぺこあおむし(5500万部)より25年も後の出版なのに、もう5000万部です。
世界でいちばん売れている絵本になる日もそう遠くないかもしれません。